ASTM Method D6866

ベータ・アナリティック社

ベータ・アナリティック社は1979年フロリダ州マイアミに設立されました。 迅速かつ精確な結果の提供をはじめとするお客様のご要望に応えるよう常に献身してきました。 特に、迅速な結果の提供は当時の考古学の発展に不可欠でした。 現在でも、ベータ・アナリティック社は放射性炭素年代測定によって文化財資源管理に大きく貢献しています。

2002年農業保障・農業投資法成立は、1979年の考古学資源保護法の成立と同様のインパクトをベータ・アナリティック社に与えました。 同法によって、政府はバイオマス濃度の最も高い製品の購入を義務付けられました。  バイオマス濃度とは、有機炭素中のバイオマス起源炭素の比と定義されたため、計算方法をわずかに修正するだけで、「放射性炭素年代」から「バイオマス濃度」への換算が可能なのです。 放射性炭素年代測定の豊富な経験と高い技術力によって、ベータ・アナリティック社では、新興のバイオマス製品製造業界へ信頼あるデータを迅速に提供できる体制がすでに整っていたのです。

2003年にはアメリカ農業省の管理のもと、アイオワ州立大学により、ベータ・アナリティック社をはじめとする多くの研究機関の調査が実施されました。 2004年6月までに、ベータ社は200検体以上のバイオマス製品の分析を、1~3週間以内に全ての試料の結果を提供するという条件下で行いました。 その結果、放射性炭素年代測定の技術はそのままバイオマス濃度測定に応用できること、およびベータ・アナリティック社が信頼性の高いバイオマス濃度データを迅速に提供可能な分析関であることが証明されました。

また2004年には、ベータ・アナリティック社はアメリカ材料試験協会(ASTM) の D20.96委員会に参加し、放射性炭素年代測定法を利用したバイオマス濃度分析のためのASTM標準試験の作成を支援しました。 この標準試験は2004年7月に ASTM D6866 として承認され、現在では温室効果ガス議定書で義務付けられた不均一燃料やCO2排出ガス中の生物起源(バイオマス)分画の確認に利用されています。 ASTM D6866は、カリフォルニア州AB 32や気候レジストリーの温室効果ガス議定書に採用されています。 ASTM D6866と同一の手法である CEN/TS 15747:2008 は欧州連合域内排出量取引制度でゴミ固形燃料(RDF)のモニタリングに利用されます。

ベータ・アナリティック社は、各国の気候変動イニシアチブを支援しています。 また温室効果ガス議定書や再生利用可能エネルギープログラムの必要要件を満たすために使用される燃料やその他の物質を分析するための有効なツールとしてASTM D6866試験を提供させていただいています。お客様の要望を正確に把握し、それに迅速、的確にお応えするためには、常に効率的かつ信頼性の高い正確なデータを提供することができるよう最良の技術・設備を保持していることが必要不可欠です。 この要件を満たすべく努力をし続けてきた結果、世界30ヶ国以上で9000人以上の研究者、技術者の方々に有用な情報を提供させていただくことができました。

2008年、ベータ・アナリティック社はISO/IEC 17025:2005認証を取得しました(ISO17025認定機関Perry Johnson Laboratory Accreditationより認定)。 ISO17025認証は第三者機関が試験機関のデータの信頼性を保証するものです。 これからも 精確で信頼性の高いデータを迅速にお届けするよう最善の努力をしてまいる所存でございます。

今日ベータ・アナリティック社は、世界最大の放射線炭素年代測定研究所です。 正確性、信頼性、機密性への献身は、研究者の方々に培われた、信頼と信用に基づく当社の基盤です。

(参考文献)

1. Graven, Heather D; Guilderson, Thomas P; Keeling, Ralph F. Methods for High-Precision 14C AMS Measurement of Atmospheric CO2 at LLNL . RADIOCARBON, Vol 49, Nr 2, 2007, p 349-356.

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