再生可能炭素試験に関してよくいただくご質問

  • CO2 ガス、固形試料のどちらを送った方が良いですか?
  • ASTM D6866 試験はオンサイトで可能ですか?
  • ASTM D6866 はどのように燃料として用いられる材料のばらつきを取り扱っていますか?
  • ASTM D6866 の較正係数は、なぜ変更されてきたのですか?
  • ASTM D6866 とBS EN ISO 21644:2021の違いは何ですか?
  • 排出ガスもしくは廃棄物燃料はどのくらいの頻度で試験を行うべきですか?

Beta Analytic の再生可能炭素試験サービスに関するFAQ

  • 試料量はどれくらい必要ですか?
  • ガス試料を送るための容器を提供してもらえますか?
  • オンサイトでの試料採取を行っていますか?
  • どこに試料を送付すればよいですか?  試験はどこで行われますか?
  • 1つの結果を得るために必要な検体数はいくつですか?

1. 二酸化炭素(CO2)、固形試料のどちらを送った方が良いですか?

それは排出ガスのもととなる燃焼材料によります。ガスの試料は均質であるため、都市ごみ燃料などの廃棄物燃料よりサンプリング時の分取が容易です。


2. ASTM D6866 試験はオンサイトで可能ですか?

サンプリングはオンサイトで行われますが、分析はISO 17025 認定の試験所で行われます。


3.  ASTM D6866 はどのように燃料として用いられる材料のばらつきを取り扱っていますか?

材料のばらつきに関しては、ASTM D6866ではなくサンプリング方法に関する規格である ASTM D7459 に説明されています。原料の割合が継続的に変化する場合、連続排出ガスモニタリングシステム(CEMS)またはスタックプローブの出口に取り付けられたコントロールフローメーターからのCO2の連続採取は、特定の採取期間中(例 1週間、1ヶ月)の真の移動平均を意味します。


4. なぜASTM D6866 の較正係数は変更されてきたのですか?

ASTM はD6866規格を、現行の環境中の炭素の測定値を反映したより正確なものにするため、較正係数を定期的に更新します。


5. ASTM D6866とBS EN ISO 21644:2021の違いは何ですか?

ASTM D6866は固体・液体・気体サンプルの分析が可能なため、広範囲なサンプルに対応できます。ヨーロッパの規格であるBS EN ISO 21644:2021は固形再生燃料にのみに適用可能です


6. 排出ガスもしくは廃棄物燃料はどのくらいの頻度で試験を行うべきですか?

試験の頻度は、該当する国または地域の規制、申請する温室効果ガスイニシアティブによって異なります。それぞれの監督機関にご確認ください


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7. 試料量はどれくらい必要ですか?

試料が希釈されていなければ最小で 2 cc の CO2 をガス採取バッグに封入してお送りいただけます。試料が希釈されている場合は5リットルのガス試料をお送りください。ガスのサンプリング方法はASTM D7459を参照してください。RDF、SRF、タイヤ廃棄物、汚泥などの固体試料は5gで十分です。(最大25gまで)  詳細は submission guidelines を参考にして下さい。


8. どこに試料を送付すればよいですか?  試験はどこで行われますか?

世界各地にある専用施設に試料をお送りいただけます。試験はフロリダ州マイアミにある本社の一か所だけで行われます。例えばヨーロッパからはマドリードオフィス、中国からはXiamenの住所に、日本からは名古屋の代理店に試料をお送りいただけます。

またイギリス、ブラジル、韓国にもオフィスがあります。詳細は、 here をご参照ください。


最終更新: 2022年9月