USDA(アメリカ農務省)のバイオプリファード・ヴォランタリー・ラベルについて

試料をお送りいただく前にUSDA BioPreferred® Programに直接ご相談ください。プログラムへの参加登録はお客様ご自身で行っていただく必要があります。バイオベースドプログラムへの参加が認可された後で試料をお送りください。プログラムへの参加が USDAに認可される前に行った試験結果は無効です。

バイオプリファード・プログラムの申請方法は ?

製品の認証プロセス (PDF)  

試料提出のガイド

 Step 1

試料をお送りいただく前に必要事項を全てご記入ください。

Beta Online Form ( “Analysis for USDA Applicants” を選択してください)

また以下のものをお送りください:
– USDA Application Number, and
– Documentation of Sample Selection by Manufacturer/Vendor forms

これらのフォームはUSDA からの通知メールに添付されています。


Step 2

試料を推奨量ご用意ください

Beta Analyticは1試料につき最大25 grams もしくは10cc を受け入れ可能です。それより大きいサイズの場合は、試料の送付前にUSDA BioPreferred Programに連絡し試験用試料の分取の可否を確認してください。

ゴミとして廃棄に 適さない 物質 – 送付前にご相談ください。

ごみとして廃棄できる物質:

– 固体

最大: 2.8 から 25 g – 小売り用のピースもしくは適切に分取した試料

– 液体

化学品、溶液、潤滑油、オイル、石油化学成分の濃度が高い液体は – 1試料につき1 mL (1 cc)

揮発性有機物(VOCs)の含まれていない液体は – 1試料につき 10 mL (10 cc)

1 mL のガラス製マイクロサンプルバイアル。蓋はテフロンセプタム付きのクリンプトップ。 試料は容器の ¼ – ½ の量を封入。

Recommended sample containers for liquids

クリンプトップ以外のものはリークを防ぐようしっかり蓋をしシーリングするなどの対策してください。例えばこちらの サイトで容器の例をご確認いただけます。輸送中に外部にリークしないように対策してください。

化学的に反応しない中蓋のバイアルを使用してください。(例、シリコンディスク、テフロンなど) 上の写真右にあるようなスクリュートップの少量バイアルをお使いの場合は、シリコンやテフロンもしくはその他の化学的に反応しない中蓋のものを使用してください。紙製やアルミフォイル製の中蓋の物は使用しないでください。試料と反応しコンタミネーションの要因となる可能性があります。

注意点: VOCsが含まれている試料は満量にしてください(ヘッドスペースがないように)

特別な指示がない限り、試験所で試料を試験に適した量に分取します。もし代表的な試料を分取するために特別な方法や指示がある場合は、必ず分析前にご相談ください。試験所は、製造工程や製品そのものの専門家ではないので、代表試料の選択は試料提出者に責任があります。

商品または中間製品?

USDAへの申請において製品が小売用商品(Retail)か、中間物質(Intermediate)かのどちらかを選択しなくてはなりません。“Retail” は消費者に直接購入される製品、もしくは消費者に購入される“そのままの”状態でパッケージされた製品を意味します。“Intermediate”は消費者に購入される“Retail”を製造するための原料で市場に流通しているものです。

USDAの申請に中間物質(Intermediate)として登録した場合は、代表試料を分取し、その物質に適した容器に入れて試料をお送りいただけます。試料がBeta Analytic試験所に到着次第、試料の写真を撮ります。

USDAに小売用商品(retail product) として申請した場合は、USDA は市場に流通するパッケージと同じ状態で試料を提出することを要求します(通常ラインアップのうち一番小さなサイズが好ましい)。試験所は、その試料の分析が当該の第三者機関により行われたという証拠を残すため、試料の写真を撮影することが必要とされています。(例、 この結果は写真に示されている容器の中の試料を試験所でサンプリングし分析し得られたものである。) 小売用商品(retail product)の場合は、提出者が分取することができず、市場に流通するそのままの状態で試料を提出する必要があります。分取の自己申告オプションもありません。

 試料はフロリダ州で安全に廃棄可能なものに限ります。例えば、漂白剤は大丈夫ですが、溶媒の中には不可のものがあります。廃棄可能かどうか不確かな場合は試料送付前にご連絡いただくようお願いいたします。もし小売用商品(retail product)を分取せざるを得ない場合は試料送付前にUSDAにご確認ください。

USDAと契約の署名(the Participant Agreement)を経た後、USDAは、あなたにBetaに連絡を行い分析の詳細について相談を行うようにとの指示をします。(試料量、送付方法、送付先に関しても含まれます。)

結果は、実際に分析を行った試料の測定値です。試料が不均質な場合は、分析前に、測定試料が物質全体の代表となっているかどうかの確認が必要です。

ASTM D6866ではバイオベースド結果から炭酸塩分画を除く必要があるため、炭酸塩を含む試料は特別な処理が必要です。試験所では、より正確な結果を得るために製品に炭酸塩が含まれているかどうか事前に知っておく必要があります。

検出不能もしくは閉じ込められた無機炭素を含む試料の試験についてのご質問はBioPreferred Program (biobasedtesting@im-strat.com) にお問い合わせください。

Step 3

試料の準備ができましたらご連絡ください(日本のお客様)

ご連絡先

468-0007 名古屋市天白区植田本町一丁目608番地
株式会社地球科学研究所 担当:松山
052-802-0703
sumi@radiocarbon.jp

reminder icon注意点: Betaは我々のフォーワーディングオフィス以外を通じて試料が送付された場合、その通関手続きや輸送にかかる費用に責任を持ちません。運送業者に輸送を依頼する場合は、 DDP 条項に従う必要があります。荷物のリリースのために必要な行政手続きは送り主の責任で行っていただく必要があります。

FAQs:

試料を受領後速やかに分析に取り掛かり、納期を守るよう最善を尽くします。これは、試料を受領した時点で料金が発生しているという意味です。注文のご変更は可能ですが、注文変更時までの稼働時間によって部分料金あるいは全体料金が適用されることをご承知おきください。

化学物質は、英文SDS/MSDSの提出が必須です。 コピーを1部必ずお送りください。

もし製品のVOCs成分を分析したい場合は、試料送付前にご連絡ください。CO2として試料が提出された場合は、ガス試料としてのみ分析が可能です。

正確な分析結果を得るためには、製品に含まれるすべての炭素を回収する必要があります。もし製品中に揮発性バイオベースド成分および非揮発性化石由来成分が同じ割合で含まれていた場合、揮発性成分の炭素を回収しないとバイオベースド含有率が低くなりすぎてしまいます。そのため揮発性成分を含む物質の分析には特別な処理が必要ですが、試験所では事前に揮発性成分の存在を知っておく必要があります。(例、揮発性の手指消毒剤)その情報を試験所に提供するのは、すべて試料提出者の責任です。

特定の危険物について取り扱う、または廃棄するための設備を所持していません。そのため発がん性物質や廃棄に特別な処理が必要な試料は受理できません。可燃性物質や特定の危険物(例、フェノール類)に関しては極微量の試料を受領可能です。しかしながら、送付可能な試料量などをアドバイスさせていただくため事前にご連絡いただくようお願いいたします。

弊社よりお客様の試料がマイアミ試験所に到着したこと及び試験結果の納期についてお知らせします。納期はマイアミ試験所に試料が到着した翌日からの営業日(週末を除く)でカウントします。

試験所に3 PM EST以降に届いた試料は翌日のログインとさせていただきます。

最終更新:2023年8月