ASTM D6866 規格による”バイオベース”とは、自然環境中の大気と平衡状態にある再生可能な有機炭素を含むものを指します。具体的には、農産物、植物、動物、菌類、微生物、海洋資源、または森林資源などがこれに該当します。
バイオベース材料は、その全部または一部がバイオマス資源に由来します。炭素14分析によるバイオベース試験は、全有機炭素(TOC)または全炭素(TC)含有量に対する、バイオマス由来の炭素量を測定するために使用されます。炭素14は現存のもしくは、最近まで生きていた物質にのみ存在するため、加速器質量分析法(AMS)を用いた炭素14試験は、原料や最終製品に含まれるバイオベース炭素と石油由来炭素の比を測定するための最も効果的な方法です。
ASTM D6866 は、現在のバイオマスに由来する炭素と、化石由来の炭素とを区別します。 化石燃料由来の炭素は放射性炭素(C14)を含まないので、バイオマス由来炭素との区別が容易に可能です。 バイオマス由来の炭素の放射性炭素(C14)濃度が既知であれば、製品に含まれる放射性炭素(C14)濃度を測定することによってバイオマス由来炭素の比率が算出可能です。

最終更新日: 2024年10月