日本バイオプラスチック協会によるバイオマスプラ識別表示制度

  • バイオマスプラスチックとバイオマス由来の原料から製造される半製品の認証制度
  • 日本バイオプラスチック協会(JBPA)のメンバーのみに適用
  • ASTM D6866試験結果が制度運用に不可欠です

日本バイオプラスチック協会(JBPA、前身は生分解性プラスチック研究会(BPS))は一般消費者がバイオマスプラスチック製品を容易に識別できるように、日本バイオプラスチック協会が定める識別表示基準に適合する製品を“バイオマスプラ”として認証し、別に定めるバイオマスプラのシンボルマークの使用を許可するバイオマスプラ識別表示制度を定めました。

下記内容、定義は、日本バイオプラスチック協会様によるものです。

・ バイオマスプラスチックとは 再生可能な有機資源由来の物質を含む原料より、化学的又は生物学的に合成することにより得られる高分子材料(化学的に未修飾な非熱可塑性天然有機高分子材料は除く)
・ バイオマスプラとは バイオマスプラスチックを製品中に含み、JBPAが定める識別表示基準に適合する製品をいう
・ バイオマスプラスチック度とは原材料、製品に含まれるバイオマスプラスチック又はバイオマス由来熱硬化性プラスチック原料組成中のバイオマス由来成分の全体量に対する割合(重量%)

※バイオマスプラ識別表示制度では、バイオマス度試験としてASTM D6866を採用しています。

※Beta AnalyticはASTM D6866試験の、日本バイオプラスチック協会認定機関です。

バイオプラスチックにおけるASTM D6866試験

ASTM D6866によるバイオマス炭素測定は、JBPAがバイオマスプラ識別表示制度の認証において必須としている試験方法の一つです。JBPAが2008年に示したASTM D6866のバージョンはASTM D6866-05:放射性炭素と同位体比率重量分析を用いた自然領域の材料のバイオベース度の決定試験法 です。

ASTM D6866-05は、2006年と2008年にアップデートされたバージョンに置き換わりました。現在有効な標準法は、2010年8月に制定されたASTM D6866-10: 放射性炭素分析を用いた固体、液体、気体での試料中に含まれるバイオベース度の決定試験法 です。

JBPAバイオマスプラ識別表示制度概要

2006年に発足された「バイオマスプラ識別表示制度」は、JBPAにより制定された標準に従っている製品を認証する制度です。基準の中では、製品中のバイオマスプラスチックの含有量(バイオマスプラスチック度)が25%以上であることが必須です。JBPAは、バイオマスプラスチック度を「原材料、製品に含まれるバイオマスプラスチック組成中のバイオマス由来成分の全体量に対する割合(重量%)」と定義しています。その他、バイオマスプラ識別表示制度では、生分解性、経口急性毒性、環境の安全性などを考慮しています。JBPAの”ネガティブリスト(NL)”では、バイオマスプラ製品原料の製造における指定使用禁止物質を定めています。

バイオマスプラ識別表示制度によるマーク取得製品のリストはJPBAのウェブサイトに掲載されています。これらの取得製品は、3年間有効のロゴマークを表示しています。バイオマスプラ識別表示制度のマークは製品のパーツ全てがJBPAの基準に達していない場合でも使用することができますが、バイオマスプラ識別表示制度の基準に適合しているパーツが容易に識別可能で、物理的に非適合パーツから離脱可能であるべきとしています(例:容器、パッケージラベル)。また、製品のどの部分がマークに適合しているのかを明記しなければなりません。

バイオマスプラマーク取得審査および使用許可を受けるには、JBPAの会員になる必要があります。JBPAを退会すると、バイオマスプラマークの使用はできなくなります。

日本バイオプラスチック協会

Beta Analytic: 日本バイオプラスチック協会認定機関

バイオマスプラ識別表示制度においては、認定された機関においてASTM D6866による放射性炭素濃度測定を行わなければいけません。Beta Analyticは、JBPAの認定を受けております。JBPAのバイオマスプラ識別表示制度に申請をするお客様には株式会社地球科学研究所を通じて放射性炭素濃度測定を行うことができます。マイアミに拠点を置くBeta Analyticは、ISO 70125認定機関でISO 9001に準拠し、ASTM D6866試験を長年行ってまいりました。