CEN 15747の前身であるCEN 15440

  • CEN 15440は固体回収燃料(SRF)のバイオマス起源炭素決定のために開発された規格です。
  • prCEN/TS 15440の一部は炭素14分析に基づいており(CEN/TS 15440の改訂版:2006年)、2010年に正式に公表される予定です。
  • ベータ・アナリティック社はCEN 15747およびprCEN/TS 15440を利用した炭素14分析を提供しております。

CEN 15440
欧州標準委員会:CEN(Comite Europeen de Normalisation :European Committee for Standardization)は2006年に固体回収燃料中のバイオマス起源炭素決定に関する標準規格を発表しました。 CEN/TS 15440では、 選択溶解法, )、マニュアルソート法、還元法に関する概要を述べています。

固体回収燃料のための標準規格の作成に関与しているCEN Working Group 343では、標準規格(2006年版)の改訂版であるprCEN/TS 15440の開発が現在最終段階です。 prCEN/TS 15440では還元法に関しては削除され、SRFのバイオマス起源炭素濃度または生物起源炭素濃度決定のための炭素14分析法に基づいた3つの分析法が加えられました。 SRFの炭素14濃度は、比例蛍光法(Proportional Scintillation Method:PSM)、ベータイオン化法(Beta Ionisation:BI)、加速器質量分析装置(AMS)により測定されます。 prCEN/TS 15440では生体起源炭素含有量からバイオマスエネルギーへの換算方法例も記載されています。

CEN/TS 15440とは

選択溶解法(SDM)は、硫酸および過酸化水素中でのバイオマス反応にもとづいた分析法です。 SRFサンプル中に硫酸に不溶なバイオマス成分を含有する、または硫酸に溶解する化石起源成分を含有している場合には、この方法は利用できません。

マニュアルソート法は、目視検査が必要となります。そのためSRF成分が細かく切断または圧縮されている場合には利用できません。

還元法は、SRF中のバイオマスの発熱量および非バイオマス成分の発熱量を利用した計算解析に基づいています。

CEN 標準規格 ウェブサイト:英語のみ

炭素14測定方法

CEN 15440の測定限界のために、炭素14分析法を利用してバイオマス起源炭素決定に対応した技術報告書:CEN/TR 15591の開発が始まりました。 この技術報告書に続き、2008年に CEN/TS 15747 が発表されました。

CEN 15747は、SRFのバイオマス起源炭素決定に放射性炭素測定法を利用していると点で ASTM D6866 と類似しています。 現在 欧州連合排出量取引制度:European Union Emission Trading Scheme で、ごみ廃棄物燃料のモニタリングにCEN 15747が利用されています。

CENでは(a)重量や発熱量によりバイオマスを決定する標準方法として SDMを、(b)炭素濃度によりバイオマス含有量を決定する際は放射性炭素年代測定法を推奨しています。

CEN 15440のためのサンプリング標準規格

この標準規格は固体回収燃料に利用されています:

  • EN 15442・EN 15443 – 固体回収燃料のサンプリング・送付・保存およびサンプルの前処理
  • EN 15413 – テストサンプルの前処理(研究所サンプル)

ベータ・アナリティック社はprCEN/TS 15440試験をご提供いたします

当社マイアミ研究所(フロリダ州)はISO/IEC 17025:2005認証分析機関で、選択溶解法、マニュアルソート法によるものではなく、 prCEN/TS 15440を利用した炭素14分析を提供しており、放射性炭素年代測定に基づいた分析方法を行っております。当社ではヨーロッパからのお客様に便利なロンドン(英国)オフィスを構えております。

欧州標準委員会

CENでは国家基準である標準規格と仕様の開発を行っています。 CEN加盟国は以下の通りです。 オーストリア、ベルギー、ブルガリア、キプロス、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルグ、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス